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iPhone X 購入の後悔|やはり初期ロットに飛び付くんじゃなかった

2008年に日本に上陸した、iPhone3Gの頃からのiPhoneヘヴィユーザーで、iPhone4、iPhone5、iPhone6、iPhoneSEと、歴代5台のiPhoneを継続して使ってきました。

そして、これまでの私の歴代iPhone5機種はいずれも、たとえiPhoneの新しい機種が出たとしても、クオリティと物量がしっかり安定するまでは様子見に徹する、というのが私のやり方でした。

なぜなら、どんな工業製品でも、ましてやこういう小さな電子機器の初期ロット品というのは、いろんな不具合が出るのが常だからです。

iPhone Xの初期ロットを購入したら

iPhone Xに限らず、iPhoneというのは決して安いものではなく、そんな高いお金を出してるにも関わらず、Appleというメーカーの実験台にされるのは絶対にイヤなので。

だから、今回のiPhone Xも、最初はクオリティや物量がしっかり安定するまでは様子見で行こう、と思ってたのですが、今回のiPhone Xからはホームボタンがなくなるなど、いろんな意味でiPhone史上の大きな節目になると思ったので、iPhone8をすっ飛ばして、このiPhone Xを予約、購入しました。

この約10年の間に、iPhoneを5回機種変更してますが、何度機種変更しても、新しいiPhoneが家にやって来ると、新しいおもちゃを手に入れた子供のようにとてもワクワクするものです。

はやる気持ちを抑えて、ひととおり開封の儀を楽しみ、クリアケースやディスプレイ保護フィルムなどの装丁品を整え、アクティベーションを済ませ、いろいろと設定を完了して使い始め、ホームボタンがないことによる違和感をひしひしと感じながらも、そのディスプレイの綺麗さや、さらによくなったカメラの性能の素晴らしさにルンルン気分でいたのも束の間

私はThe BeatlesやEric ClaptonといったUKロックなどのお気入りの音楽を聴いたり、時にはradikoでAMラジオを聴きながら仕事をするのが好きなので、机の上にiPhoneを置いて、スピーカーで音楽再生する、というスタイルが確立しています。

iPhone Xは、前評判でスピーカーも含めて音質もかなりよくなってると聞いていたので、期待いっぱいでさっそくスピーカーでEric Claptonを再生しながら仕事してると、【ペリペリ】とも【パリパリ】とも取れるような耳障りなノイズが出始め、耳につき始めました。

最初は近所の工事現場の騒音か何かかと思い、家の外に出て周囲を確認しましたが、工事などの類はやっておらず、ノイズの音源を注意深く辿っていくと、実は買ったばかりのiPhone Xの上のスピーカーからでした。

再生のボリュームが大きすぎて、スピーカーの音が割れているのかなと思い、再生ボリュームを調整しても治らず、しまいには電源を落として再起動するなどいろいろやりましたが、【ペリペリパリパリ】のノイズは一向に治りませんでした。

ネットで情報を見ると、同じような症状を訴える人が、日本だけでなく、全世界でかなりいるようです。

さらには【ブーン】というノイズも報告されてるようです。

高いお金を払ってこれだと納得いかないので、早く何らかの手を打たなければなりません。

さっそくアップルストアに持って行って良品に交換してもらおう、と思いましたが、アップルストアというのは、店舗数が少ない上に、なかなか希望の日時に予約が取れず、特に昨今のアップルストアはその傾向が強いです。

また、うまくアップルストアの予約が取れたとして、良品のiPhone Xに替えてもらったとしても、【ペリペリパリパリ】【ブーン】症状が治らないケースの方が多いようです。

なので、現状はスピーカーでの音楽再生はやめています。

EarPods with Lightning Connector

仕方がないので、付属のLightning 3.5mmヘッドフォンジャックアダプタをかまして、EarPods with Lightning Connectorで音楽を聴いてます。

EarPods with Lightning Connectorで音楽を聴くぶんには、歴代のどのiPhoneにもましてイイ音質ではないかと思っています。

具体的には、高音域と低音域のバランスの良さに磨きがかかり、私が好きな、コシもあるけどキレもあるイイ音質で、聴いてて非常に心地よいです。これで、現在品薄の、ワイヤレスのAirpodにしたらどうなるのだろうと思うと、今から非常に楽しみですね。

外国製の工業製品の特に初期ロット品というのは、『ハイ、これで一応使える状態に組み上げました。あとは不具合を出し尽くしてちゃんとした状態に育ててくださいね!』という意図が感じられることが多いです。

Appleもアメリカの会社なので、今回のノイズのような、テストの段階で気付けそうな不具合が出てくると、そう思ってしまいます。

これを文化の違いといってしまえばそれまでですが、それならば、もっとアップルストアの数を増やして、対応体制を整えて欲しいと思います。

例えば私が暮らす関西ならば、今の大阪心斎橋に加えて京都、あるいは神戸あたりに増やすとか。
現状だと、関西一円のお客さんが自動的に心斎橋に集中する訳で、そりゃ予約もなかなか取れないし、混雑するはずです。

このノイズの問題さえなければ、パーフェクトなiPhone Xだったのに。
当初のやり方を貫いて、初期ロットなんかに手を出すんじゃなかった。

これを教訓に、初期ロットは無条件で見送るというスタイルに戻ろうと思います。

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